ハマヒルガオ 御前崎の海岸砂浜に群生 5月中旬ごろ見頃

 御前崎市の花に指定され、同市の海岸砂浜に群生する「ハマヒルガオ」が4月末ごろから咲き始めた。陽光に照らされながら華麗な薄紫色の花びらが咲き誇り、市民や観光客らを魅了している。

華麗な薄紫色のハマヒルガオ。砂浜を彩っている=御前崎市御前崎
華麗な薄紫色のハマヒルガオ。砂浜を彩っている=御前崎市御前崎

 海浜植物のハマヒルガオは市内の砂浜の至る所に自生。地中深くに根を張った茎は砂地をはうように伸び、直径5センチほどの花を咲かせる。市内で植物の植栽ボランティアなどに取り組む「御前崎エコクラブ」の山本貴美枝会長によると、ハマヒルガオは日光が当たると花びらが開き、夜になるとしぼむのが特徴という。
 1日は日中、青空が広がり同市御前崎の砂浜を見渡すと色鮮やかなハマヒルガオが海岸を彩っていた。つぼみも多く散見され、5月中旬ごろ見頃を迎えそうだ。
 市は2004年にハマヒルガオを市の花に指定。当時は浜岡砂丘などにも大量に群生していたが、近年は海岸浸食や漂着ごみが増加し、自生数が減少している。

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