ふるさと納税最高更新 焼津市、22年度75億7400万円超え 巣ごもり需要から人気定着

 焼津市は1日、2022年度のふるさと納税寄付金額が75億7400万円を超え、過去最高額を更新する見通しであることを明らかにした。件数は約47万5100件で、金額、件数ともに4年連続県内首位の見込み。コロナ禍に伴う巣ごもり需要でネギトロ、ビールといった返礼品に人気が集まり、お得に購入できる利点も相まって、右肩上がりの伸びを見せている。

寄付金額 寄付件数
寄付金額 寄付件数

 返礼品の数は約1400種類で全国トップクラスの品ぞろえ。マグロやカツオ、ツナ缶といった魚介類や水産加工品をそろえている。コロナ禍で「家飲み」のニーズが高まると、市内に工場があるビールにおつまみのネギトロといった人気の組み合わせが寄付金額を押し上げていった。同時に焼津の商品展開の認知度も高まり、コロナ禍が落ち着いてからも件数、金額ともに順調に伸ばした。
 市の担当者は「ふるさと納税制度導入からいち早く取り組んできたことが成果につながった」とする。本年度も物価高から返礼品需要は続くとみて、ネギトロ、ビールに続く人気商品のてこ入れに力を入れ、過去最高額の更新につなげたい考え。

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