⚽J3アスルクラロ沼津 主導権握るも黒星 愛媛に1-2

 J3リーグは3日、各地で第9節の7試合を行い、沼津は愛媛に1―2で敗れた。

沼津―愛媛 前半35分、一時同点に追いつくゴールを決める沼津・和田(左)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)
沼津―愛媛 前半35分、一時同点に追いつくゴールを決める沼津・和田(左)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)

①愛鷹▽観衆2268人
愛媛 5勝3分け1敗(18) 2(1―1 1―0)1 沼津 3勝3分け3敗(12)
▽得点者【愛】茂木(1)行友(1)【沼】和田(2)

終始優勢 隙突かれ
 沼津は、7戦負けなしで勢いに乗る愛媛に競り負けた。シュートやコーナーキック数で上回り試合を優位に進めたにもかかわらず、5年ぶりの3連勝を飾れなかった。MF菅井は「タフさやしぶとさが足りなかった」と悔やむ。
 前半序盤は愛媛ペース。前半16分、FW和田のファウルで与えたフリーキックをきっかけに、一気に自陣に抜け出され先制を許した。だがその後、沼津も立て直し、前半35分、スローインをゴールエリア近くにいたFWブラウンノアが頭で戻して和田が右足で決めた。今季2点目を挙げたルーキーは「必ず1点を取り返さないといけないと思った」と振り返る。
 沼津主導の時間帯が続いたが、後半43分、一瞬の隙を突かれて決勝点を献上。追加時間はほぼ相手ゴール前で決定機を伺ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
 悔しい黒星。「決めきる力」の不足が浮き彫りになった。中山監督は「日々の練習からより高いところを目指す。自分たちの戦い方を表現したい」と次戦への意欲を示した。

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