卓球バレー楽しんで 競技普及へ指導者に資格講習会 磐田

 日本発祥のパラスポーツ「卓球バレー」の指導者資格講習会が7日、磐田市見付の磐田卓球場ラリーナで開かれた。障害の有無や性別、年齢に関係なく誰もが気軽に楽しむことができる同競技を普及しようと、東京五輪卓球金メダリスト水谷隼さんの母、万記子さんが企画した。

卓球バレーを体験する参加者=磐田市見付の磐田卓球場ラリーナ
卓球バレーを体験する参加者=磐田市見付の磐田卓球場ラリーナ


 県内の福祉施設関係者ら約20人は、日本卓球バレー連盟普及委員会の斎門豊さん(66)の指導を受けながら競技規則や道具の使い方、審判の合図などを学んだ。実技講習では、木製ラケットを手に6人対6人で卓球台を挟んで座り、音の鳴るピンポン球を転がして相手コートに返球。プレーする側と審判の両方を体験し、楽しみながら競技の指導者資格取得を目指した。
 卓球の審判資格を持つ参加者岩崎教祐さん(20)=静岡産業大経営学部=は「公式卓球の審判では笛を使わないので、目が不自由な人にも配慮されていると感じた。室内でできるスポーツとしても普及していきたい」と話した。水谷さんは「誰でも一緒に身体を動かせるのが卓球バレーの魅力。楽しさを広めていきたい」と意気込んだ。
 (磐田支局・崎山美穂)

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