焼津市、電子申請16倍に 22年度 ソフト導入で急増

 焼津市は市役所手続きの2022年度の電子申請件数について、前年度比16倍に急増したことを明らかにした。申請フォームを作成しやすいソフトを導入したことで、電子申請に対応する手続き自体が増えた。キャッシュレス決済の取引金額も伸長した。本年度も行政手続きのDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる方針。

 市の電子申請サービスは22年度、427の手続きを公開し、1万9850件の利用があった。いずれもパソコンやスマートフォン経由で申請が可能。手続き数は前年度に比べて5・8倍に達した。
 昨年度から導入したソフトでは、専門知識がなくても申請フォームや集計データに基づいたグラフ作成が容易にできるという。こうした利点から市各課のフォーム作成が促進され、手続き数増加につながった。
 キャッシュレス決済は22年度、取引金額が約2021万円、利用件数が約1万2200件。いずれも前年度に比べて増えている。ターントクルこども館をはじめとした公共施設で導入している。市では本年度、決済の種類、使える施設や窓口を拡充していく方針。
 (焼津支局・福田雄一)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞