不審者対応 迅速に 伊豆の国・大仁北小で訓練

 伊豆の国市立大仁北小で10日、校内に侵入した不審者から児童らの身を守る防犯訓練が行われた。素早い情報伝達で全校に危険を伝え、複数の男性教諭が集まって不審者を取り押さえる方法を確認した。

不審者役を取り押さえる教諭ら=伊豆の国市立大仁北小
不審者役を取り押さえる教諭ら=伊豆の国市立大仁北小

 大仁署員が扮(ふん)するスーツ姿の不審な男が1年生の教室に侵入すると、男性教諭が応対する間に児童がベランダから避難した。異変はすぐに職員室や教室に伝わり、緊急放送で全校児童に危険を知らせた。爆発物の入ったペットボトルを見せ、刃物を突きつける不審者に対し、駆けつけた男性教諭がさすまたや机などで応戦した。
 訓練後グラウンドに集合した児童は、避難完了までにかかった時間を教諭と振り返った。同署生活安全課の永井啓太警部補から、不審者から身を守る心構えをまとめた防犯標語「いかのおすし」を学んだ。

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