浜松・二俣小の友情、時を超え 23年前のカプセル開封 創立150周年

 浜松市天竜区の二俣小でこのほど、創立150周年記念式典(実行委主催)が開かれた。卒業生による記念講演や23年前の児童が埋めたタイムカプセルの開封式を実施し、在校生、卒業生らが節目を祝った。

タイムカプセルに入れた思い出の作品を見て喜ぶ卒業生=浜松市天竜区の二俣小
タイムカプセルに入れた思い出の作品を見て喜ぶ卒業生=浜松市天竜区の二俣小

 熊本あゆみ実行委員長はあいさつで「二俣小学校の児童だという誇りを持ち、仲間と共に学び、考え、行動する子になって」と児童に呼びかけた。
 開封式では、卒業生や当時の教職員約230人が参加し、23年前の作品や手紙、おもちゃなどを見て懐かしんでいた。当時、小学4年生の松田(旧姓・笹原)由樹之さん(32)は友達と制作した栗がモチーフのキャラクターの折り紙と絵の一部を見つけ、大いに盛り上がっていた。松田さんは「学級新聞で絵を描いていた頃を思い出す。友達と一緒に見つけることができてうれしい」と笑顔を見せた。
 同市北区の聖隷クリストファー中・高校長兼同高校野球部監督の上村敏正さん(65)=1969年度卒業=が「夢を抱こう」と題して記念講演し、好きなことを見つけて諦めずに探求し続ける大切さなどを児童らに伝えた。
 開封式で引き取られなかったタイムカプセルの品物は、6月6日まで学校で保管している。問い合わせは、二俣小<電053(925)4178>へ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞