学生目線で製品提案 浜松学院大生 販売目指し企業とプロジェクト

 浜松学院大地域共創学科の坪井秀次講師ゼミの3年生と有志の4年生11人が、市内の企業などと連携した製品開発プロジェクトに取り組んでいる。社会で生かすことができる「ものづくり」のスキルを実践的に学ぶのが狙い。このほど、学生が考えた製品アイデアを浜松市中区の同大で発表した。

製品のアイデアを発表する学生=浜松市中区の浜松学院大
製品のアイデアを発表する学生=浜松市中区の浜松学院大

 浜松いわた信用金庫が運営する起業家支援拠点「FUSE」(同区)と板金部品試作などの「エム・エス・ケー」(浜北区)が協力し、学生が考案した製品の販売を目指す。
 発表では、学生9人がFUSEとエム・エス・ケーの担当者を前に、「チェーンが絡まることなくネックレスを保管できる入れ物」などの案を紹介した。この中から、実際に製品化に取り組むアイデアについて、古川竣大さん(3年)と吉山昂杜さん(同)が考案した「住宅に入ってきた虫を触らずに捕獲できる箱」を多数決で選んだ。
 古川さんは「1人暮らしをしていて家に虫が出た場合、触らずに撃退したいと思った。ゼミのメンバーと一緒に、よりよい製品を作りたい」と話した。

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