「おてつたび」で茶業体験 藤枝の企業マッチング

 藤枝市瀬戸ノ谷の製茶会社「市之瀬の里」(勝治義男社長)が15日まで、「お手伝い」と「旅」を通じて地域の関係人口を創出するマッチングサイト「おてつたび」を活用して県内外の訪問者を受け入れている。交流、関係人口の拡大と移住定住の促進が狙い。13日は、茶業界や地域住民との交流に興味を持つ北海道や東京、兵庫など6都道県から20~60代の8人が参加し、茶業を体験した。

勝治社長(左)からてん茶の製造工程の説明を受ける参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里
勝治社長(左)からてん茶の製造工程の説明を受ける参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里
抹茶の味を堪能する参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里
抹茶の味を堪能する参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里
勝治社長(左)からてん茶の製造工程の説明を受ける参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里
抹茶の味を堪能する参加者=藤枝市瀬戸ノ谷の市之瀬の里


 予定していたてん茶の手摘みが降雨で中止となったため、参加者は同社の工場内で勝治社長からてん茶の製造工程の説明を受けた。茶業では欠かせない散茶機や床などを清掃したほか、蒸した茶葉の香りを楽しんだり、抹茶の味を堪能したりもした。
 北海道富良野市から訪れた立花明季さん(22)は、茶が好きで製造工程に興味があって参加した。「工場の方は温かく優しい人ばかり。地元以外の地域にも住んでみたいと思っているので、魅力を感じながら仕事を学びたい」と充実感を得ていた。
 おてつたびは、藤枝市の関係人口創出事業の一環で昨年から始まった。同社が負担するマッチングの手数料や作業の保険料を、市が補助している。勝治社長は「1人でも多くの人にお茶を理解してほしい」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞