創立150周年記念教室 浜松市東区・豊西小 学校の歴史を展示

 浜松市東区の豊西小は15日、創立150周年の記念教室を校内にプレオープンした。明治期以降の同校の歴史を学ぶ内容で、初日はPTAや学校運営協議会でつくる150周年記念式典実行委員の29人が展示品を見学した。

創立150周年の記念教室を見学する職員や保護者ら=浜松市東区の豊西小
創立150周年の記念教室を見学する職員や保護者ら=浜松市東区の豊西小

 歴代校長43人の顔写真、トロフィーなど大会やコンクールの受賞実績、150年の歩みを映像で振り返るスクリーンなどが並ぶ。来場者が豊西小での思い出をイチョウ型の紙に書いて飾り付ける“イチョウの木”が設置され、大人や児童が楽しみながら歴史を学べるように工夫した。
 プレオープンの状況を踏まえて実行委がさらなる改善策を出し合い、6月に児童や地域の卒業生らに向けて正式オープンする。
 実行委は11月に開催予定の記念式典運営に向けて設置された。祖父から孫まで5代連続で同校に通ったという実行委会長の伊藤豪さん(76)は「児童が記念教室で学校の歴史を目で見て実感するとともに、地域のつながりを大切にする心を育んでほしい」と話した。
 同校は1873年(明治6年)に「羽鳥学校」として開設し、1954年に市立豊西小となった。

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