平和への思い、折り鶴に G7合わせ1000羽広島へ しずおかSDGsネットワーク

 市民団体しずおかSDGsネットワークは、19日開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)開催地の広島市にSDGsや平和への思いを込めた折り鶴を届ける。折り紙は静岡市清水区の三保松原で回収された枯れ松葉を配合した和紙を活用した。

和紙で折り鶴を制作する親子=静岡市葵区のあさはた緑地
和紙で折り鶴を制作する親子=静岡市葵区のあさはた緑地


 和紙は一般社団法人三保松原3ringsプロジェクトが、伊豆市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の製造者の協力を得て開発した。松葉をちりばめた独特の風合いが特徴で、一般的な折り紙と同じ15センチ四方を約500枚用意。静岡市葵区のあさはた緑地で13、14の両日に開いたイベントで来場者に折り鶴制作の協力を呼びかけた。
 同緑地などに寄せられた和紙以外の折り鶴を含め、千羽程度を同ネットワークの木下聡代表がG7サミットの開催に合わせて広島市青少年センターに届ける。木下代表は「静岡にもSDGsや平和に関心を持っている人がいることを伝えたい」と話した。
 (社会部・小沢佑太郎)

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