記者コラム「清流」 「ロッカー難民」解消を

 大型連休を使ってふるさと名古屋市に帰省した。驚いたのは人の多さ。食事をするにも、買い物するにも、何をするにも列に並ばないといけない羽目に。くたくたになったが、コロナ禍前の日常に戻った気がしてどこかうれしい気分にもなった。
 一つ困ったことがあった。キャリーケースを預けようと思ったが、ちょうど入るサイズのコインロッカーがどこも使用中。ある観光スポットでは、周辺にコインロッカーそのものが少なく、キャリーケースを引きずりながら周遊した。周囲には同じ「ロッカー難民」とおぼしき人たちを多く見かけた。
 いつもは車移動のため気付かなかった。キャリーケースは観光にはもはや必須のアイテム。主要駅や観光地のロッカー増設は重要な課題と痛感した。
(焼津支局・福田雄一)

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