富士高球児 園児に教室 「ボールをよく見て打って」

 富士市の富士高野球部は15日、同市のすみれ認定こども園の園児を同校に招いて野球教室を開いた。高校球児が手本になって野球の基礎を教えた。

部員の教えでバットを振る園児ら=富士市の富士高
部員の教えでバットを振る園児ら=富士市の富士高

 競技人口が減少傾向にあることを踏まえ、子どもに野球に触れる機会を増やしつつ地域貢献しようと企画した。部員34人が5歳児22人に投球やバッティングを手ほどきした。部員は「体をひねって投げよう」「ボールをよく見て打って」などと積極的に声をかけた。成功すると拍手をしたり褒めたりして交流を深めた。基礎練習の後には、園児がチームに分かれて、バッティング後に出塁を体験するゲームも楽しんだ。
 企画のリーダーを務めた2年の中山誉斗さんは「園児の楽しげなプレーに元気をもらった。小学校に入学して野球を始めてくれたらうれしい」と話した。
 (富士支局・沢口翔斗)

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