⚽J3アスルクラロ沼津 天皇杯へ調整「油断せず」

 J3沼津は17日、天皇杯全日本選手権の初戦(21日、滋賀県平和堂HATOスタジアム)に向け、沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場でミニゲームなどを行い調整した。相手は同県代表のJFLレイラック滋賀。中山監督は「油断なくリーグ戦と同じプレーをする。一つ一つ勝つことで自分たちの力にする」と全力で挑む。

天皇杯初戦に向けて調整するFWブラウンノア(左)=沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場
天皇杯初戦に向けて調整するFWブラウンノア(左)=沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場

 沼津はリーグ戦開幕当初からボールを保持して優位に進めるも、決定力不足で勝ちきれないゲームが続いていた。4月には敵地で連勝を飾り克服の兆しも見えたが、守備の甘さや、前線の選手のけがなどがあり順位は中位にとどまっている。
 リーグ前節の鳥取戦では、後半に2点を決め逆転するも、試合終了間際に追いつかれて引き分けた。「決めきる力」が求められる中、注目は鳥取戦で今季リーグ初得点を挙げたFWブラウンノア。「ゴールシーンだけでなくボールの競り合いでも特徴である身長やスピードをいかせている」と調子の良さを語る。17日の練習では、パスの流れの確認やミニゲームで連係を共有した。
 初戦を勝てば、J1新潟と対戦する。ブラウンノアは「相手にびびらず自分たちのサッカーをしたい」と闘志を燃やす。
(東部総局・山本萌絵佳)

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