ありったけの夢「海賊旗」に 漫画「ワンピース」題材 磐田中部小6年生、特別授業

 漫画家尾田栄一郎さんの人気作「ONE PIECE(ワンピース)」を題材に将来の夢について考える特別授業「Meet the ONE PIECE47 ワンピースの時間」が19日、磐田市中泉の磐田中部小で開かれた。6年生約30人は、クラスの仲間と話し合いながら夢の〝かけら〟を探し、目標などを表した「海賊旗」を制作した。

夢や目標などを表した海賊旗を制作する児童=磐田市中泉の磐田中部小
夢や目標などを表した海賊旗を制作する児童=磐田市中泉の磐田中部小

 同授業は小学生対象のキャリア教育の一環。ワンピースを連載中の「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社などが、全47都道府県で順次開催している。静岡県は愛知、岐阜県に続き3例目。登場人物が夢を海賊旗に描いている原作にちなみ、子どもたちが自らの夢について考え、表現することを目的に行った。
 中部小の児童たちは、目標や好きなもの、夢中になっていることを付箋にかき出した。その後、グループに分かれて互いの長所や特徴を言い合い、がいこつをあしらった黒地の旗に、カラフルなペンを使って表現した。
 教育に関わる仕事に就きたいという山内実眞さん(11)は黒板や定規など授業に使用する道具を描いた。「もともと先生になりたいと思っていたが、授業を通じてやりたい仕事を見つめ直すことができた。友達から『字がきれい』『話しをまとめるのがうまい』と言ってもらえたので、なりたい気持ちがより強くなった」と話した。

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