在来アワ種まき 和菓子の原料に 浜松・水窪で地元NPOと春華堂

 浜松市天竜区水窪町のNPO法人「こいねみさくぼ」と、雑穀を使った和菓子ブランド「五穀屋」を運営する菓子メーカー「春華堂」(同市中区)は20日、アワの在来種「ネコアシアワ」の種まき作業を同町で実施した。育てたアワは秋に収穫し、和菓子の原料に利用する。

種まき作業に励む春華堂の社員=浜松市天竜区水窪町
種まき作業に励む春華堂の社員=浜松市天竜区水窪町

 こいねみさくぼと春華堂は2015年から合同で、アワの生産に毎年取り組んでいる。収穫したアワは、五穀屋で販売する期間限定品のあわ餅「みさくぼ」の材料に使用されている。
 種まきは、同法人の会員と同社の社員計12人で取り組んだ。土を入れた育苗トレーに種を3粒ずつ植えた。丁寧な手つきで砂粒のように小さいアワの粒を土に植えていた。
 アワは約3週間で長さ約10~15センチの苗に成長させた後、畑に移す予定。

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