「浜通り」マップ 16年ぶり刷新 イラストで町の変化紹介 焼津市内小学3年生に配布

 焼津市の「浜通り」の活性化を目指すNPO法人浜の会と浜通り活性化フォーラムが浜通りを鳥瞰(ちょうかん)のイラストで紹介するマップを16年ぶりに刷新した。店の閉店や新たにできた施設といった初版以降に生じた町の変化を取り込んだ。マップは市内全小学校3年生の児童に配布していく。19日には浜通りに最も近い焼津南小(同市焼津5丁目)で贈呈式が行われた。

刷新された浜通りのイラストマップ
刷新された浜通りのイラストマップ
マップを使って児童たちに浜通りの歴史を説明する清水理事長(右)=焼津市焼津5丁目の焼津南小
マップを使って児童たちに浜通りの歴史を説明する清水理事長(右)=焼津市焼津5丁目の焼津南小
刷新された浜通りのイラストマップ
マップを使って児童たちに浜通りの歴史を説明する清水理事長(右)=焼津市焼津5丁目の焼津南小


 マップは2006年に制作した。B5判を6枚連結し、新屋橋から青峯公園付近まで南北約1・5キロの街並みをイラストで再現している。今回の刷新では、服部家住宅をリノベーションしたゲストハウス「庭の宿『帆や』」、浜通りで開催する「夏のあかり展」といった新たにできた施設やイベントを記載している。初版で記載されていて現在は終了したサービスなどの情報も更新している。
 贈呈式では、NPO法人浜の会の清水栄男理事長が代表児童2人にマップを手渡した。清水理事長が浜通りの歴史について紹介し、通り周辺人口がピーク時に1万5千人住んでいたことを伝えると、児童たちから驚きの声が広がった。同会の担当者は「イラストで見て、通りを訪ね歩きながら、町の歴史を学んでほしい」と語った。
 (焼津支局・福田雄一)

 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞