⚽J3沼津 レイラック滋賀に惜敗 サッカー天皇杯、初戦敗退

 サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催)は21日、1回戦の17試合が行われ、静岡県代表のJ3沼津はJFLのレイラック滋賀に1―2で惜敗した。

レイラック滋賀―沼津 試合終了間際、決勝点を奪われ、肩を落とす沼津の選手ら=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)
レイラック滋賀―沼津 試合終了間際、決勝点を奪われ、肩を落とす沼津の選手ら=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)
レイラック滋賀―沼津 後半、ゴールを狙うブラウンノア(手前)=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)
レイラック滋賀―沼津 後半、ゴールを狙うブラウンノア(手前)=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)
レイラック滋賀―沼津 試合終了間際、決勝点を奪われ、肩を落とす沼津の選手ら=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)
レイラック滋賀―沼津 後半、ゴールを狙うブラウンノア(手前)=滋賀県平和堂HATOスタジアム(東部総局・田中秀樹)

 沼津は後半13分、FWブラウンノアがヘディングシュートを決めて先制した。しかし、カウンター攻撃から追い付かれ、さらに延長戦の追加時間に勝ち越しを許した。

 攻守に甘さ 相手の勢い止められず
 延長戦後半の試合終了間際に、勝ち越し弾を決められた瞬間、沼津の選手はグラウンドに倒れ込んだ。JFLで現在2位につけるレイラック滋賀の勢いを止められなかった。6年ぶりの天皇杯代表も初戦敗退。中山監督は「攻守にわたって甘さが出た。細部にこだわらなければいけなかった」と唇をかんだ。
 前半から相手の堅守に阻まれ続けた。それでもボールを細かくつないで好機をうかがい、後半13分、FWブラウンノアがMF徳永のパスに頭で合わせて先制した。189センチの長身ストライカーは「(自身の)特徴を生かせた」と振り返る。
 しかし同30分、一瞬の隙を突かれてカウンターを決められた。そのまま延長戦に突入し、ロングボールを多用して勝ち越し点を狙うが決めきれない。PK戦かと思われた追加時間、再び速攻で得点を許した。相手の粘り強いプレーやカウンターを予想しながら、対応しきれなかった。
 追加時間の失点はリーグ前節の鳥取戦と同じ。相手の2倍以上となる11本のシュートを打ちながら、得点力不足という課題が改めて浮き彫りになった。

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