ヒラメの稚魚1万5000匹放流 熱海沖で地元漁協
熱海市の大熱海漁協(遠藤哲也組合長)はこのほど、同市沖でヒラメの稚魚約1万5千匹を放流した。水産資源の安定供給を目的に25年ほど前から続けている取り組み。
稚魚は県温水利用研究センターでふ化し、同漁協で4月下旬から育ててきた。同市の錦ケ浦沖では、バケツに入った4~6センチの稚魚を漁師が、水深5メートルほどの天敵の少ない砂地に向かって勢いよく放った。順調に育てば半年から1年後に30センチ以上の成魚になるという。
遠藤組合長は「卵を産んで増えていくのが理想。ヒラメの漁獲量が落ち込んでいるので、今後も続けて全体量を増やしていきたい」と話した。