焼津市の「ふるさと納税」視察 韓国・忠清南道知事ら

 韓国・忠清南道の知事らが24日、県との友好協定締結10周年関連行事出席のための訪日に合わせて焼津市を訪れ、ふるさと納税の寄付金を活用して同市栄町に整備したターントクルこども館を視察した。

ターントクルこども館を視察する韓国忠清南道知事ら=焼津市栄町
ターントクルこども館を視察する韓国忠清南道知事ら=焼津市栄町

 韓国では今年1月に日本のふるさと納税制度にあたる「ふるさと愛寄付制度」を導入した。金泰欽知事、同道錦山郡の朴範仁郡首らが、中野弘道市長からの施設建設の経緯に関する説明を受けながら、施設内をくまなく見て回った。
 こども館訪問前に市役所で市幹部から、ふるさと納税制度についての説明を受けた。韓国側からは「どんな返礼品が人気か」「ふるさと納税の使い道は」「市民の反応はどうか」「手続きはどうなっているか」などの質問が出た。
 金知事が「(ふるさと納税制度で)一番活躍している焼津市でたくさん学んでいきたい」と語ると、中野市長は「両地域の友好の絆が強まり、発展につながることを期待する」と答えた。
 (焼津支局・福田雄一)

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