落語と三味線の調和 伊豆の国 文化財施設で公演

 伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボした「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。落語と楽器の珍しいコラボで、県内外からの来場者は新感覚を楽しんだ。

コラボで公演した昇吉さん(左)とシュムコーさん=伊豆の国市吉田の知半庵
コラボで公演した昇吉さん(左)とシュムコーさん=伊豆の国市吉田の知半庵

 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートした。昇吉さん、シュムコーさんのそれぞれの単独公演、対談も行った。
 昇吉さんは「知半庵の光、音、雰囲気も一緒に楽しんでほしい」と話した。
 28日は午後1時半開演。入場料は当日3500円。高校生以下無料。希望者は知半庵<電090(8306)9766>か知半庵ホームページからメールで申し込む。
 (大仁支局・小西龍也)

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