太田川などの急激な水位上昇想定 磐田で台風シーズン前に訓練

 磐田市は28日、大雨・台風シーズンに備えた水防演習を同市の磐田稗原グラウンドで行った。水防団や自治会連合会、ライフライン事業者など13団体から400人以上が参加。情報収集や水防工法の実施、要救助者の救出など、水害を防ぐ対応を確認した。

車に取り残された人をはしご車で救出する訓練などが行われた水防演習=磐田市の磐田稗原グラウンド
車に取り残された人をはしご車で救出する訓練などが行われた水防演習=磐田市の磐田稗原グラウンド
土のうを使った水防工法を実践する水防団員
土のうを使った水防工法を実践する水防団員
堤防を巡視するためのドローンを飛ばす市職員
堤防を巡視するためのドローンを飛ばす市職員
身近な物を使って住宅の浸水被害を防ぐ訓練に取り組む自治会関係者
身近な物を使って住宅の浸水被害を防ぐ訓練に取り組む自治会関係者
車に取り残された人をはしご車で救出する訓練などが行われた水防演習=磐田市の磐田稗原グラウンド
土のうを使った水防工法を実践する水防団員
堤防を巡視するためのドローンを飛ばす市職員
身近な物を使って住宅の浸水被害を防ぐ訓練に取り組む自治会関係者

 台風の接近に伴う大雨で太田川などの水位が急激に上昇し、大雨・洪水警報が発表されたとの想定で行った。市がドローンで堤防を巡視するなど水位の状況を監視。自治会連合会や女性防災クラブの関係者は水を入れたごみ袋を段ボールに詰めて並べるなど、身近な物で家屋の浸水被害を防ぐ訓練に取り組んだ。
 水防団員や建設業関係者は、土のうなどを使って河川の氾濫や堤防の決壊を防ぐ水防工法を実践した。市消防署特別救助隊が河川敷で立ち往生した車両に取り残された人をはしご車で救出する訓練も行われた。

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