熱海市の22年度宿泊客、249万人 コロナ前8割に回復

 熱海市は26日、入湯税に基づく2022年度の市内の宿泊客数が249万1786人(前年度比46・2%増)だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の19年度の83%まで回復した。
 22年度は新型コロナ感染予防の行動制限がなく、全国旅行支援が展開されたり、海外からの入国制限が緩和されたりしたことなどから観光需要が底上げされた。繁忙期を中心に大勢の観光客が同市を訪れたが、宿泊施設の人手不足により需要に応えきれず、客室の稼働率を抑えざるを得ない状況が続いている。
 斉藤栄市長は26日の定例記者会見で、宿泊客数がコロナ禍前の8割まで回復したことについて「熱海市としては厳しい数字。誘客に向けた花火大会の追加開催や平日のビジネス利用の促進に力を入れて、コロナ前の水準に戻したい」と述べた。
 (熱海支局・豊竹喬)

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