自然学び、豊作願い田植え 「大変な分、達成感」 静岡学園中・高

 静岡学園中・高の生徒30人が27日、静岡市葵区相俣の「清沢の棚田」で田植えを体験した。保全活動に取り組む市民団体「清沢塾」(小長谷建夫塾長)のメンバーの指導を受け、丁寧に苗を植えた。

田植え作業に取り組む生徒=静岡市葵区相俣の「清沢の棚田」
田植え作業に取り組む生徒=静岡市葵区相俣の「清沢の棚田」

 生徒は一列に並び、4月に種まきをして育った苗を30センチ間隔で植えた。中学1年から4年連続で参加している同高1年の白井那由汰さん(15)は「自然の中で作っているので、毎年田んぼの状況が違って難しい。大変な分だけ達成感もある」と話した。
 同塾は2000年に結成し、無農薬、無化学肥料での栽培を実践しながら、16段の棚田を教育研究活動の場として活用している。
 (社会部・白鳥壱暉)

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