マイナポイント付与、浜松市でミス3件 業者、商品券で補償

 浜松市は29日、マイナンバーカードとマイナポイント付与先の決済サービスが正しくひも付けされず、キャンペーンのポイントが付与されないトラブルが3件あったと発表した。支援窓口の受託業者の人為的ミスで、業者が3人に対して最大で2万円分の商品券を渡す形で補償した。
 市によると、ミスがあったのは昨年9月15日、11月8日、11月30日の3回。いずれも窓口へ手続きに訪れた人が、カードにひも付ける決済サービスを登録する途中で取りやめ、端末のログアウトをしないまま次の人が登録作業をしたため、カードと決済サービスの誤登録が生じたという。付与がないことに気づいた市民が市に相談して発覚した。個人情報の漏えいなどは報告されていない。
 同様のトラブルは全国で100件以上明らかになっている。国は4月、ログアウト漏れによる誤登録を防ぐシステム改修を施した。

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