空き家をリノベーション 富士に保育園 安全性や好奇心向上を意識

 学校法人川口学園は1日、富士市宮島に誠愛保育園を開園した。空き家をリノベーションした園舎で、安全性と子どもの好奇心を向上させる環境づくりに配慮した。

空き家をリノベーションした園舎=富士市宮島
空き家をリノベーションした園舎=富士市宮島
入園式でスタッフの説明を聞く親子(左)
入園式でスタッフの説明を聞く親子(左)
空き家をリノベーションした園舎=富士市宮島
入園式でスタッフの説明を聞く親子(左)


 2階建ての中古住宅の1階部分の間取りを変え、保育室や給食室など5部屋を備えた。安全対策に力を入れ、段差の解消や園児が指を挟んでもけがをしないよう扉にゴムを付けるなど改修を施した。窓を大きくしたり、動物を紹介する壁紙に張り替えたりして子どもの興味を引くつくりを心がけた。
 同日行われた入園式には、園児8人と保護者を迎えた。同法人の川口盈明理事長(75)は「安全を第一に考えながら、子どもたちを伸び伸びと育てたい」と述べた。
 園舎は、同法人が運営するゆきよし幼稚園の隣地。動物との触れ合いや野菜の収穫体験などの行事を同幼稚園と共同で展開する予定。
 定員は0~2歳児計18人。12人の常駐スタッフを配置する。

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