新興企業との協業支援 浜松市プログラム始動

 浜松市は2日、地元企業とスタートアップ(新興企業)の協業創出を図る「はままつオープンイノベーションプログラム」の本年度1回目のセミナーを中区のアクトシティ浜松交流研修センターで開いた。新規事業開発を模索する地元企業20社が参加し、協業の事例や要点を学んだ。本年度中に最大5社のマッチングを目指す。

スタートアップとの協業の利点を説明するエイコン社の講師=浜松市中区
スタートアップとの協業の利点を説明するエイコン社の講師=浜松市中区


 本年度はスタートアップとの協業支援プラットフォームを運営するeiicon社(エイコン、本社東京)が協力し、マッチングの前段階となる事業プランの検討を綿密にする。セミナーは同社の講師が成功のコツを解説したほか、浜北区の自動車メーカー「浜名ワークス」と愛知県の産業用機械メーカー「FUJI」の担当者が体験を語った。国内で多彩な技術を持つスタートアップが活動し、あらゆる業種で協業による新規事業が生まれていることが説明された。
 7月以降、自社の事業プランを練るワークショップを行い、エイコンのプラットフォームを使った協業相手の模索に取り組む。
 (浜松総局・宮坂武司)

 

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