浜松市5月補正 中心街活性へ調査検討 「大河ドラマ効果 継続」 徳川資料 収蔵施設も

 浜松市は8日発表した5月補正予算案で、浜松大河ドラマ館(中区)で盛り上がる市中心部の持続的な活性化を図るため、「まちなかにぎわい創出実現方策調査検討事業」と「徳川家ゆかりの資料展示収蔵施設整備事業」を盛り込んだ。

 にぎわい創出の検討は、既存店舗の経営者や新規出店者、空き店舗のリノベーション事業者ら多様な立場で活性化に取り組む人々をつなぎ、回遊性を高めるアイデアを生み出す。データ収集や意見交換会の開催などを想定し、一般会計に900万円を計上する。中野祐介市長は「私がまずやりたかった事業」と説明し、「ドラマ館の集客効果を継続させたい。点ではなく面として展開する方法を議論したい」と話した。
 徳川家資料の新施設は大河ドラマ館を事後活用し、徳川記念財団の収蔵品を展示、収蔵する。一般会計に2800万円を計上し、本年度中に基本計画を作成する。学識経験者を交えた検討委員会も設置する。
 (浜松総局・宮坂武司)

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