三方原馬鈴薯の特徴は? 総料理長が講座、味も堪能 浜松・光明小3年生50人

 静岡県産食材を積極的に活用し、食文化の振興に貢献しているとして県が顕彰した「ふじのくに食の都づくり仕事人」による出前講座が8日、浜松市西区伊左地町のJAとぴあ浜松北地区支店で開かれた。光明小(天竜区)の3年生約50人が社会科の学習の一環で、特産の「三方原馬鈴薯(ばれいしょ)」について学んだ。

前川総料理長(右)にコック帽をもらって笑顔の伊東くん=浜松市西区
前川総料理長(右)にコック帽をもらって笑顔の伊東くん=浜松市西区

 中区のレストラン「THE ORIENTAL TERRACE(ジ・オリエンタルテラス)」の前川智裕総料理長が講師を務めた。温暖で作物が育ちやすいと本県の気候を説明したほか、大正時代初期に浜松地域で生産されるようになったジャガイモ(男爵)の歴史や、男爵の中でも5~7月に出回る三方原馬鈴薯の特徴などを紹介した。
 児童は、同レストランのパティシエが作った三方原馬鈴薯のクッキーが振る舞われると、「もちもちでおいしい」と大喜び。講座の前にはJAとぴあ浜松馬鈴薯部会の協力で、西区の畑で収穫体験も行った。
 将来の夢が料理人で、前川総料理長にコック帽をもらった伊東孝輔君(8)は「料理のことをもっと詳しく知りたくなった。本を読んで勉強したい」と目を輝かせた。

 

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