SLE患者会 浜松・中区で20周年式典 最新の薬、罹患状況を解説

 発熱や全身の倦怠(けんたい)感、皮膚症状や臓器の炎症を起こす指定難病「全身性エリテマトーデス」(SLE)について、静岡県西部を中心に患者、家族らでつくる「浜松S―FA(エスファ)」の設立20周年記念式典がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開かれた。

全身性エリテマトーデスの治療について解説する大橋センター長=浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センター
全身性エリテマトーデスの治療について解説する大橋センター長=浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センター

 SLEの治療に長年携わっている御前崎総合病院リウマチセンターの大橋弘幸センター長が、SLEは2千人に1人の割合で罹患(りかん)し、発症の男女比は1対10程度だと説明。症例を示し、炎症を抑える最新の薬についても解説した。
 会場には活動20周年の歩みを振り返るパネルや、治療の助成制度に関する資料も展示し、約40人が病気に対する理解を深めた。

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