日米同世代が英語で友情 オマハ市の生徒30人、静岡市立高で交流

 静岡市立高(葵区)は9日、同市の姉妹都市である米ネブラスカ州オマハ市のエルクホーン高の生徒30人を受け入れ、国際交流授業を行った。同校から市立高への訪問は5年ぶり。同世代の若者が英語を通じて親交を深めた。

交流会で談笑する日米の高校生=静岡市葵区の市立高
交流会で談笑する日米の高校生=静岡市葵区の市立高

 語学力を磨き異文化理解を深めることで、国際社会で活躍できる人材を育てることが狙い。同校科学探究科などの1~3年生が学年ごとに分かれ、科学の研究発表をオマハの生徒に英語で説明した。体育の授業では、テニスや卓球などで一緒に汗を流した。
 授業後は交流会も開き、静岡茶や日本の菓子を楽しみながら、互いの趣味や部活動について歓談した。「飛翔」と書いた自筆の書を紹介した書道部2年の石野結菜さん(17)は「英語で表現することは難しいけれど、興味を持って聞いてくれた」と話した。エルクホーン高のフランシス・バンハードさん(17)は「日本のせんべいがおいしかった。同年代で交流できてうれしい」と笑った。
 (社会部・薬袋貴信)

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