⚽J3沼津 好機生かせず無得点ドロー リーグ第13節

 J3リーグは11日、各地で第13節の8試合が行われ、沼津は0―0で岐阜と引き分けた。首位の富山は0-0で鳥取と引き分けた。奈良は1-1で北九州と引き分け、同21。松本は2-0で今治を下し、同21とした。

沼津―岐阜 前半、ゴールを狙う沼津の鈴木(左)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)
沼津―岐阜 前半、ゴールを狙う沼津の鈴木(左)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)

①愛鷹▽観衆1567人
沼津 4勝5分け4敗(17) 0(0―0 0―0)0 岐阜 5勝3分け5敗(18)
 またも好機生かせず
 沼津は、天皇杯でJ2の清水に勝利して勢いに乗る岐阜を相手に、シュート数は14と倍近く上回ったもののスコアレスドローに終わった。長い笛に両軍選手が下を向いた。中山監督は「粘り強い守備はできた。チャンスをゴールにつなげるところが課題」と冷静に分析する。
 試合を通して岐阜に比べボールを持つ時間は長かった。前半30分ごろ、FW鈴木がペナルティーエリア外からボレーシュートを放つが相手GKの好守に阻まれた。鈴木は「(入ると思ったので)まさかだった。ああいうチャンスをたくさん増やさなければいけない」と認識する。試合終了間際にも立て続けにシュートを浴びせるが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
 ただクリーンシート(無失点)は、前節の3失点を考えると成長点。積極的にプレスをかけ高い位置でボールを奪う場面もたびたび見られた。DF篠崎は「チーム全体で(守備に)意識を高く持っていた」と振り返る。
 首位との勝ち点差が大きく開かず混戦模様のJ3。明確な課題の得点力不足を解消できれば、リーグ上位も夢ではない。

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