救助や搬送 焼津・自主防災会が訓練 知識や技術学ぶ

 焼津市石津の市消防防災センターで11日、市内の自主防災会に設けている自主防救助隊の訓練が行われた。隊員は消防団員の指導を受け、災害発生時に被災者を救うための知識と技術を学んだ。

訓練する参加者=焼津市石津の市消防防災センター
訓練する参加者=焼津市石津の市消防防災センター

 各自治会から推薦された自主防救助隊員54人が参加した。チェーンソーを使った木材切断やロープの結策、倒壊家屋からの救助、傷病者の搬送といった訓練を行った。今回初めて体験したという参加者の一人は「実際の場面でしっかりと実践できるように訓練に臨みたい」と感想を述べた。
 訓練前のあいさつで中野弘道市長は、今月静岡県内で発生した土砂災害を指摘し、「災害発生時は多くの市民を守り、早期の復旧・復興の要」と自主防救助隊の役割に期待を寄せた。

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