神聖な衣装で「御田植祭」 静岡県護国神社 園児ら豊作願う

 静岡市葵区の県護国神社(芦原久雄宮司)は12日、同区大原の神饌田(しんせんでん)で「御田植祭」を行った。近隣の中藁科こども園の年長児6人と中藁科小5年生13人が神聖な衣装に身を包み、丁寧に苗を植えた。

神聖な衣装に身を包み田植えを行う園児と児童=静岡市葵区大原
神聖な衣装に身を包み田植えを行う園児と児童=静岡市葵区大原

 祝詞を読み上げ、玉串をささげるなどの神事を行い、豊作を祈願した。地元米農家の指導の下、女児は赤いたすきを着けた早乙女姿となり、男児は白い小忌衣(おみごろも)を羽織って田植えに挑戦した。
 稲は10月中旬に行う「抜穂(ぬいほ)祭」で今回参加した園児児童らが収穫し、伊勢神宮に奉納するほか、同校と同園にも配る予定。同校5年の佐藤海君(11)は「みんなできれいに植えられてよかった。自分で植えたお米を食べるのが楽しみ」と話した。
 (社会部・白鳥壱暉)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞