登呂遺跡で稲刈りまで体験へ 静岡・駿河総合高「フードデザイン」授業 田植えで学ぶ食、環境

 静岡市駿河区の駿河総合高3年生が14日、登呂遺跡(同区)の復元水田で田植えを行った。選択科目「フードデザイン」の授業を履修する53人が参加した。

田植えを体験する生徒=静岡市駿河区の登呂遺跡
田植えを体験する生徒=静岡市駿河区の登呂遺跡

 田植えから稲刈りまでの体験を通して食や自然環境について学ぶ授業で、今年で4回目。同遺跡を紹介する登呂博物館の学芸員梶山倫裕さん(45)が講師を務め、稲の根をしっかりと土に埋めることや、等間隔に植えるために息を合わせて声をかけ合うことなどを助言した。
 自宅の周りで水田を目にする機会が少ないという服部碧生さん(17)は「実際の田植え体験は貴重。泥の中はつるつるしてバランスを取るのが難しい」と苦労した様子だった。
 今後は草刈りなどを行い、収穫した米は実食する予定。

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