2日間限り 花火満喫 浜松・水窪で伝統「ぎおん」

 浜松市天竜区水窪町の伝統行事「ぎおん」が14、15の両日開かれた。1年間で2日間のみ花火が許される風習で、普段は静かな山あいの町を花火が彩った。

噴き出し花火や爆竹など、さまざまな花火で盛り上がった「ぎおん」=浜松市天竜区水窪町
噴き出し花火や爆竹など、さまざまな花火で盛り上がった「ぎおん」=浜松市天竜区水窪町

 同町の中心部では、日中から爆竹の爆発音が聞こえ始めていた。
 午後7時を過ぎると、打ち上げ花火やロケット花火が町内の各地で打ち鳴らされた。子どもたちは、線香花火が燃え続ける時間を競ったり、爆竹や噴き出し花火などを楽しんだりした。水窪小4年の牧内結愛さん(9)は「ぎおんは1年に1度しかないのでとても楽しみにしていた。爆竹が特に面白かった」と話した。

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