「スマート窓口」導入へ 沼津市 市民負担軽減、本年度中

 沼津市は19日、市民窓口での一部手続きで申請書記入を省く「スマート窓口」を2023年度中に導入する方針を明らかにした。デジタル技術を活用した「書かない窓口」の導入で市民の負担軽減と職員の業務効率化を図る。市議会6月定例会一般質問での村木豊氏(沼津志帥会)への答弁。
 山田晃良政策推進部長は、23年度中に実証実験を進め、導入を目指すとした。「書かない窓口」は、住民異動の手続きなどで職員が聞き取りをしてシステムに入力する仕組み。県内では既に浜松市や藤枝市で導入されている。予算額は2100万円で、6月定例会に提出した23年度一般会計補正予算案に計上した。
 市は21年から地元企業と連携して沼津版スマートシティー計画「X―Tech NUMAZU(クロステックヌマヅ)」を進めていて、スマート窓口の導入はその一環。市は人工知能(AI)が自動応答するチャットボットの実証実験も進める方針。
 定例会は同日から一般質問が始まり、8氏が登壇した。20、21日も行う。
 (東部総局・尾藤旭)

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