出店者が販売戦略議論 7月1、2日いちまるマルシェSPイベント 3周年初の試み 理念共有で差別化

 焼津市の食品水産業「いちまる」の食品工場(同市浜当目)でこのほど、7月1、2日に開催する「いちまるマルシェ・スペシャルイベント」の出店者を集めたワークショップが開かれた。3周年に当たるスペシャルイベントで初の試み。専門家の講義やグループワークを通じて、自社商品のブランディングと接客について学んだ。

自社商品の強みについて意見交換する参加者=焼津市浜当目のいちまる食品工場
自社商品の強みについて意見交換する参加者=焼津市浜当目のいちまる食品工場

 講師はスペシャル・イベントの計画を助言してきたコンサルタント「インタープランニング」(静岡市葵区)の富山達章代表が務めた。富山代表は自社の商品について、強みは何かを理解し、それを伝えるコミュニケーション力の重要性を力説した。
 さらに、ファンをつくるための接客ポイントとして「笑顔で相手が言ったことにうなずく」「『いつもありがとう』と声をかける」などと説明した。その後、参加者は4人一組になって、自社商品の強みや販売の工夫について意見交換した。
 今回のワークショップは、地域活性化イベントという理念を出店者が共有することで、他のマルシェイベントとの違いを出す目的で企画された。
 スペシャル・イベントは35団体が出店。ラオスに関連した店舗や焼津・ホバート友好協会、焼津モンゴル友好協会が初出店する。

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