昔話「門池の竜」絵冊子寄贈 地元児童に150冊 沼津・地区連合自治会

 沼津市内に伝わる昔話を絵本形式でまとめた冊子「絵物語ぬまづ昔ばなし」の第4巻「門池の竜」がこのほど、完成した。制作に協力した地元の門池地区連合自治会がこのほど、門池小に150冊を寄贈した。

完成した昔話「門池の竜」の冊子=沼津市立門池小
完成した昔話「門池の竜」の冊子=沼津市立門池小

 冊子はA4判28ページで、市内のデザイナーらでつくる「e-monogatari(えものがたり)」が企画、制作した。「門池の竜」は、虹色の玉を門池に落としてしまい、探そうと下界に降りた雌の竜と、千年待ち続ける雄の竜の物語。市内のデザイナーYamato-Kさんが絵、文を担当した。25周年を迎える同自治会も地域の取り組みを寄稿した。
 同校で行われた寄贈式で福田和男会長が、児童代表の森川咲耶さん(6年)、佐藤岬さん(同)に「門池を愛して好きになってほしい」と述べ、手渡した。森川さんと佐藤さんはそれぞれ「みんなで大切に読みたい」「冊子を代々受け継いでいきたい」と感謝した。
 絵物語ぬまづ昔ばなしは、49年前に刊行された「ぬまづ昔ばなし」を絵本形式で再編集。2022年からこれまで計4巻を発行した。
 (東部総局・尾藤旭)

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