働く世代の健康増進へ 磐田市、今秋からアプリ活用で実証実験

 磐田市の草地博昭市長は22日の市議会6月定例会一般質問で、働き盛り世代の健康づくりを促すため、スマートフォンアプリを活用して生活習慣の改善を提案する実証実験を今秋にも始める方針を示した。芦川和美氏(志政会)への答弁。
 実証実験では民間企業と連携し、健康診断の結果や食事、運動などの生活習慣の記録から人工知能(AI)が健康リスクを予測して改善策を提示するアプリを活用する。期間は来年度まで。対象は市内の中小企業の従業員を想定している。
 糖尿病など生活習慣病の予防につなげ、健康寿命の延伸を目指す。草地市長は「改善の取り組みに応じてポイントを付与し、地域でサービスに交換できる仕組みを検討していく」と述べた。
 老朽化に伴う移転建て替えで2020年3月に閉館した旧市民文化会館(同市二之宮東)の跡地については、18年策定した「利活用方針案」の見直しを本年度末までにまとめる意向を示した。高梨俊弘氏(共産党磐田市議団)への答弁。
 永田隆幸(志政会)、加藤文重(新磐田)、柏木健(磐田の底力)の各氏も登壇した。同日の本会議では、5700万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など3議案を原案通り可決、承認した。
 (磐田支局・崎山美穂)

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