名店街の将来像、住民が議論 沼津でワークショップ

 再開発が始動した沼津市のアーケード名店街周辺の住民らが20日夜、再開発後の公共空間や道路のデザインについて考える最初のワークショップを市青少年教育センターで開いた。五つの街区に分かれた名店街全体の将来像や、道路の整備イメージを中心に意見交換した。

地域住民がアーケード名店街周辺のデザインについて考えたワークショップ=沼津市青少年教育センター
地域住民がアーケード名店街周辺のデザインについて考えたワークショップ=沼津市青少年教育センター

 名店街の商店主や住民ら13人が参加。2グループに分かれ、模型や地図を見ながら、「生活が完結する街」「子どもがいる街」など将来像について語り合った。裏通りも含めた道路の在り方もテーマにしたほか、歩行者と自転車のすみ分けや停車スペースの確保など広範囲にわたって意見を交わした。
 名店街周辺の再開発「町方町・通横町地区第一種市街地再開発事業」は、南西側の街区が先行スタート。市は国の「街なみ環境整備事業」を活用し街路空間などの住環境を整備する。8月と12月にもワークショップを開き、年内に具体的方針をまとめる。
 地域まちづくり研究所(静岡市)のスタッフがアドバイザーとして参加した。
 (東部総局・尾藤旭)

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