スタントマンが事故再現 静岡・城山中生、交通ルール学ぶ

 静岡県交通安全協会静岡南地区支部はこのほど、スタントマンを招いた交通安全教室を静岡市駿河区の城山中で開いた。全校生徒約250人が自転車の危険運転に伴う交通事故の再現を目の当たりにし、ルール順守や安全確認の大切さを学んだ。

スタントマンによる事故再現=静岡市駿河区の城山中
スタントマンによる事故再現=静岡市駿河区の城山中

 東京都の「スーパードライバーズ」のスタントマンが講師を務めた。傘を差したままの自転車同士による事故や乗用車の死角が原因となる衝突など複数のパターンを紹介した。
 見通しの悪い交差点で自転車とバイクが衝突する事故再現では講師が事故原因を問いかけ、生徒は自転車が「一時停止をしなかった」「右側通行をしていた」などと答えた。着用が努力義務化されたヘルメットの顎ひもをしっかり締めることや左右の安全確認の大切さなど呼びかけた。
 3年生の杉本晴哉さん(14)は「自分や身内の大切な命が失われないよう、事故の再現から学んだことを生活に生かしていく」と気持ちを高めた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞