新会長の田中氏「静岡県連議員倍増を」 国民民主党県連定期大会

 国民民主党静岡県連は24日、定期大会を静岡市内で開き、新会長に田中健衆院議員(比例東海)を選任する役員人事や今後の活動方針を決めた。就任後のあいさつで田中氏は「(この1年間で)県連所属の議員を倍増させたい」と党勢拡大に向け目標を示した。会長任期は1年。

新会長に選任され、あいさつする田中健衆院議員(左奥)=24日午前、静岡市葵区
新会長に選任され、あいさつする田中健衆院議員(左奥)=24日午前、静岡市葵区

 活動方針では、各議員が地元の活動と基盤づくりに取り組むことで、野党の離合集散で失われた有権者の信頼を取り戻すとした。将来を担う高校生、大学生ら若い世代との交流に力を入れていくことも確認した。役員人事は幹事長に清水唯史島田市議、政調会長に中山真珠県議を起用した。
 大会後の記者会見で、田中氏は秋の衆院解散・総選挙の可能性を念頭に、他党を含めて反自民となる候補者が確定していない選挙区の中で1、7区の擁立を検討していくと説明。「しっかりと空白区を埋めていきたい」と語った。会長を退任し、顧問に就いた榛葉賀津也参院議員(静岡選挙区)は党勢拡大について「無所属の地方議員にも県連に加わってもらいたい」と意欲を見せた。

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