珍しいキノコあったかな 静岡木の子の会、浜北・森林公園で探索会

 静岡木の子の会は25日、キノコ探索会を浜松市浜北区の県立森林公園で開いた。特別に許可を得て実施する調査活動の一環で、会員や一般参加者がキノコの標本を採取し、観察した。

同定会でさまざまなキノコを観察して学ぶ参加者=浜松市浜北区の県立森林公園
同定会でさまざまなキノコを観察して学ぶ参加者=浜松市浜北区の県立森林公園

 ビジターセンター「バードピア浜北」に集合した約30人が、周辺でそれぞれにキノコを探し歩いた。遊歩道沿いの斜面や木の根元近くなどに生えたキノコを発見すると、写真を撮ったり図鑑と見比べたりした。
 約2時間の探索で、珍しいアンドンタケ、高さ約40センチのハイカグラテングタケなど約40種類の標本が集まり、同定会でキノコに詳しい会員が解説した。
 同会は毎年この時期に同公園で探索会を続けている。小倉辰彦会長は「夏のキノコが出る時期だが今年は少ない。一方でこれまでに見られなかったキノコもあった」と話した。調査結果は会報に掲載するなどして記録する。

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