「美しい自然 次代に」 静岡市「環境大学」 葵区で入学式
地域の環境学習リーダーを育成する静岡市主催の市民講座「環境大学」の本年度入学式が24日、同市葵区の沼上資源循環学習プラザで行われた。県内の20代から70代までの25人が来年2月まで、幅広い分野の環境問題を学ぶ。
県内外の大学教授や企業の代表者らを講師に招き、自然環境や生態系を学ぶほか、環境保全の取り組みについて理解を深める。市の最北端にある南アルプスの成り立ちや駿河湾に生息するミズウオなど、地元の生態系に関連した講座も展開される。受講生代表の中村晃久さん(52)=同市葵区=は「美しい自然を次世代に残したい。学んだことを環境保全活動につなげられたらいい」と決意を語った。
2011年から毎年開催し、本年度は13回目。
(社会部・白鳥壱暉)