参加しやすい防災訓練とは 静岡・駿河区で意見交換

 女性の防災参画をテーマにした学習講座「自主防災組織で活躍する未来の女性像とは」(NPO法人あざれあ交流会議主催)が24日、静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開かれた。防災に関心のある女性を中心に県内各地から約30人が受講し、誰もが参加しやすい防災訓練の内容について意見を交わした。

誰もが参加しやすい防災訓練をテーマに意見を交わす受講者=静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあ
誰もが参加しやすい防災訓練をテーマに意見を交わす受講者=静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあ

 受講者は、訓練を運営する地域の自主防災会長になりきり、中高生や高齢者、ペット同伴など訓練参加者の特徴別に、どのような活動に取り組んでもらうか考えた。グループ別に、「授乳中の母親に授乳用の仮設テントを体験してもらう」「活動が難しい高齢者や障害者用に見学スペースを設ける」などのアイデアを発表した。
 NPO法人御前崎災害支援ネットワークの落合美恵子代表の講話も聴き、自主防災組織への女性の参画率が低い現状や避難所運営に女性の視点を入れる必要性について理解を深めた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞