浜松舞台新作アニメ「夢見る男子は現実主義者」 7月から放送 “聖地巡礼”へ準備

 浜松市の中野祐介市長は26日の定例記者会見で、同市がモデル地になった新作アニメ「夢見る男子は現実主義者」が7月からテレビ放送されると発表した。

登場キャラのパネルとともに作品をPRする中野祐介市長=26日午後、浜松市役所
登場キャラのパネルとともに作品をPRする中野祐介市長=26日午後、浜松市役所

 「HJネット小説大賞2019」で応募3356点から大賞に輝いた高校生の青春ラブコメ。既に小説とコミックが刊行され、アニメは国内外で放送される。
 アニメ化に当たってモデル地を探していた制作会社を浜松フィルムコミッション(FC)が支援し、市内を案内した。校舎は浜松市立高と西遠女子学園、通学路はアクト通り(いずれも中区)を参考に描かれ、浜松の人気観光地やご当地グルメも登場する。
 市はファンが作品の舞台を訪れる“聖地巡礼”を見込んで、既に作品を前面に出した観光リーフレットを作製し、西区の弁天島海浜公園にフォトスポットも設置した。遠州鉄道がバスや電車の周遊商品も企画している。中野祐介市長は「アニメとうまくコラボができると誘客の効果が非常に大きい。放送が夏休みと重なるので大いに期待したい」と強調した。
 県内ではSBSテレビが5日深夜(6日午前1時25分)から計12回放送する。

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