マルシェで庄内活性 住民有志「誇り持てる故郷に」毎月開催 浜松市西区

 浜松市西区庄内地区の住民有志がNPO法人「プラット庄内」を結成し、地域活性化に取り組んでいる。25日は呉松町の曽許乃御立(そこのみたち)神社でマルシェを開き、庄内学園吹奏楽部のコンサートや地場野菜の直売でにぎわった。

庄内学園吹奏楽部のコンサートなどでにぎわうマルシェ=浜松市西区呉松町の曽許乃御立神社
庄内学園吹奏楽部のコンサートなどでにぎわうマルシェ=浜松市西区呉松町の曽許乃御立神社


 人口減少が進む地域を“誇りが持てる故郷”にしようと、地元10町の有志が3年前からイベントを重ね、今年1月に法人化した。同神社のマルシェは、かつて祭りや踊りの地域行事が頻繁に催されていた境内を再び交流の拠点にするため、昨年中から毎月第4日曜に開いている。年齢を問わず遊べる「モルック」の体験や抽選会などが人気で、徐々に来場者が増えてきた。
 ほかに舘山寺温泉のランタンプロジェクト、移動販売車を招いた買い物支援事業、防災キャンプといった幅広い活動に取り組み、庄内学園の地域探究学習「庄内未来研究所」との連携企画も進めている。新間秀人理事長は「楽しい場所をつくり、住環境を向上させて、次世代のために魅力ある地域にしようと頑張っている。子どもたちの発想も取り入れて盛り上げていきたい」と話した。

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