あなたの“推し作品”は? 推薦委員を30日まで募集 沼津で短編映画祭 8月

 沼津市の有志が8月27日、市内中心街で映画祭「みちくさ映画祭」を初開催する。全国から募った短編映画を対象に、同市にゆかりのある推薦委員が“推し作品”を選んで上映作品を決める。有志による実行委は6月30日まで推薦委員を募っている。

みちくさ映画祭を企画した大木さん(右)、藤木さん(右から2人目)ら実行委のメンバー=沼津市内
みちくさ映画祭を企画した大木さん(右)、藤木さん(右から2人目)ら実行委のメンバー=沼津市内

 実行委によると、20分以下の短編映画が対象で、すでに50作品以上が集まった。推薦委員は同市に関わる人が応募対象で、年齢、住所、性別、映画好きかは問わない。推薦作品を2作品選び、コメントを書く。推薦委員が上映時間を加味して協議し、上映作品を決める。1人しか選ばなかった作品も上映のチャンスがあるという。
 実行委は市内で移動式の映画上映会「スキマcinema」を定期開催するデザイナー大木真実さん(43)や、映画監督の藤木裕介さん(38)らで構成。大木さんは「地方は、シネコンで大作映画を見る機会がほとんど。作品の選択肢を広げて、余白のような時間をつくりたい」と意気込む。藤木さんは「テイストを絞らず、その人の好みによって作品を選んでほしい。道草するように街中を巡って多様な映画に出会える映画祭を目指したい」と話した。実行委は運営ボランティアも募っている。詳細は同映画祭のウェブサイトへ。
 (東部総局・菊地真生)

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