米大学准教授の講義 静岡県大・大学院生がオンライン聴講

 静岡県立大(静岡市駿河区)は28日、米国カリフォルニア大デービス校で心臓学を専門に研究する佐藤大輔准教授の講義をオンラインで聴く国際協働授業を実施した。薬学部の大学院生14人が聴講した。

佐藤米カリフォルニア大准教授による講義=静岡市駿河区の県立大
佐藤米カリフォルニア大准教授による講義=静岡市駿河区の県立大

 「新薬開発におけるコンピューターシミュレーションの役割」がテーマ。佐藤准教授は薬の副作用で体の神経に異常が起きるリスクを、コンピューターで数学的に分析するシミュレーションについて解説した。さまざまな状況を想定して網羅的に検証でき、不整脈やてんかんといった動物実験では見つかりにくい副作用を見つけることができるという。ファシリテーターを務めた県立大の黒川洵子教授は「数学といった全く違う分野を通じて新薬開発が支えられていることを知ってもらいたい」と話した。

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